民数記16章1~35節

「イスラエルの神はあなたがたをイスラエルの会衆から取り分け、ご自身に近づかせ、主の幕屋の仕事をさせ、会衆の前に立たせて彼らに仕える者とされた。あなたがたはそれでも足りないのか。」(9)

 コラとダタン、アビラムが二百五十人の指導的な人々と共に、モーセとアロンを非難して、「あなたがたは分を超えている、思い上がっている」と反旗を翻しました。彼らは主はモーセたちだけではなく、全会衆に等しく語られるはずだと主張したのです。コラは、モーセやアロンと同じレビ族のケハト氏族の一人でした。ケハトのグループは、レビ人の中でも最も聖なるものを持ち運ぶ尊い務めを担っていた者たちです。またダタンやアビラムはヤコブの十二人の部族の中でも長男ルベンの家系でした。
 コラ、ダタン、アビラムは生きながら地にのみ込まれ、一緒にモーセたちに歯向かった二百五十人は焼き尽くされてしまったのでした。主を侮ることの恐ろしい結果を見ます。
 私たちは自らの与えられた務めを感謝し、謙虚になって主と人に仕えるお互いでありたいと思います。