民数記14章1~19節

ただ、主に逆らってはなりません。その地の民を恐れてもなりません。彼らは私たちの餌食にすぎないのですから。彼らを守るものは彼らから離れ去り、私たちには主が共におられます。彼らを恐れてはなりません。(9)

 主の約束の地に入って行くことは無理だとの報告を聞いて、イスラエルの民は声を上げて泣き、一晩中泣き明かしました。彼らはモーセとアロンを責め、エジプトから出てくるのではなかったと言い、エジプトに帰ろうと口々に語り、モーセに代わるリーダーをたてようとすらします。
 ヨシュアとカレブは他の十人とは違って、主が共におられるのだから、先住民たちを畏れず、主に逆らわずに進んで行こうと民を励ますのですが、民は二人を殺そうとさえします。
 主は、彼らのつぶやきを聞き、民を滅ぼして、モーセの子孫を通してもう一度選びの民を育てようとさえなさいます。モーセはそのような中で、神とイスラエルの民との間に立って、「この民の罪を赦してください」と彼らのためにとりなしの祈りをささげるのでした。私たちが今日あるためにも主イエスのとりなしがあり、兄弟姉妹たちのとりなしがあったことを思います。