民数記12章1~16節

私の僕モーセとはそうではない。彼は私の家全体の中で忠実である。口から口へ、私は彼と語る。あらわに、謎によらずに。彼は主の姿を仰ぎ見る。(7~8)

 ミリアムやアロンは、モーセの姉であり、兄でした。もし彼らがいなかったら、モーセは生きていなかったでしょう。また彼らの中には、ずっとイスラエルの民の中に彼らと共に歩んできたという自負もあったことでしょう。彼れはモーセの妻がイスラエル人でないことを問題にし、また「主はモーセとのみ語られたのか」と言って、自分たちがリーダーシップの一部を負うべきだと主張したのでした。
 しかし、モーセはリーダーになりたくてなったのではありません。主がモーセをそのように選び、立てられたのです。モーセは「地上の誰よりも謙遜」でした。そして、主は彼がイスラエルの民を救い出し、導くために、何よりも近い関係の中で、主を仰ぎ、また主に聞くことのできる存在としてモーセを立てておられらたのです。チームで、また共同体で心を一つにして生きるということは決してあたり前のことではありません。祈りをもって共に主に仕えたいと思います。