モーセの兄アロンは祭司としての務めを負い、その子たち、ナダブ、アビフ、エレアザル、イタマルの四人も祭司として油注がれ、祭司職に任じられていました。ただナダブとアビフは規定外の火を神にささげたため主に打たれて死にます。主に任じられ、尊い務めを負っていたにもかかわらずその務めを全うできなかったことに大きな痛みを覚えます。
その後に、祭司を支え、また民の礼拝を支えるためにレビ人が召されたことが記されています。レビ人たちは、イスラエル全体の長子たちの代わりに主にささげられ、主の働きを担ったのです。アロンの息子たちの二人が、神に裁かれて死んだことはイスラエルの民全体にとってもそうですが、特に主に仕える働きについたレビ人たちに大きな恐れを引き起こしたことだろうと思います。もちろん、私たちは神を怖がる必要はありません。主の愛と慈しみに信頼して生きたらよいでしょう。しかし、同時に主の御前に真実に歩むことの大切さをも覚えたいと思います。