アロンとその子らに対しての戒めです。民は主を礼拝するために、主にささげるいけにえを持ってきました。そしてそれをささげる時には祭司が彼らのささげものを扱ったのです。主はアロンとその子たちに「イスラエルの人々からの聖なるものを心して取り扱いなさい」と語られます。祭司たちは、その働きをするためにも、汚れを負うことのないように普段から心しなければなりませんでした。またささげものの中から、祭司のものとして肉やパンなどを受け取るときにも、聖なる者として立っていなかったら、それを食べることはできませんでした。
また人々が誓願の献げ物や自発の献げ物をする時には、欠陥のないものでなければいけませんでした。祭司も民も、その礼拝を通して、主の聖なることをあらわすようにと期待され、求められていました。主はイスラエルの民の神となるために、エジプトから彼らを導き出してくださったからです。