レビ記19章1~37節

イスラエル人の全会衆に告げなさい。聖なる者となりなさい。あなたがたの神、主である私が聖なる者だからである。(2)

 十八章においては性における聖なる生き方についてのおきてが記されていました。私たちは結婚を重んじ、聖なるものとして尊ぶことが必要です。この十九章においては、人間関係、特に自分より弱い立場にある人たちに、どのように向き合うかということが書かれています。
 主はイスラエルのために「聖なる者となりなさい」と語られました。そしてこの聖ということは、決して心の中の抽象的なことだけではなく、とても具体的なことです。貧しい人、寄留者、耳の聞こえない人、目の見えない人、奴隷、娘、年配者・・・など自分よりも弱い人にどのように向き合い、どのように愛をもって接していくかということが、聖なる者、神のしもべとして取り分けられた者として問われています。
 神が弱い人にどこまでも憐れみ深いように、私たちも、神の民として、彼らを愛し、生かす生き方をすることが求められているのです。