レビ記18章1~30節

私の法を行い、私の掟を守り、それに従って歩みなさい。私は主、あなたがたの神である。私の掟と法を守りなさい。人がそれを行えば、それによって生きる。私は主である。(4~5)

 イスラエルの民は神によって贖われ、神の聖なる民とされました。そして神のものとされたイスラエルの民は、聖なる神に仕える民として、他の民とは区別された、聖なる歩みが求められていました。他の民と同じ生き方をしていてはいけなかったのです。
 私たちは、時に、自分の欲望に振り回され、自分の好きな生き方をすることが自分に幸せをもたらすと考えます。また現代は、自分の気持ちに正直に生きることが大切だと人々に語ります。自分の気持ちに反する生き方をすることは、愚かで病んだ生き方だとするのです。しかし、神は私たちが幸せな歩みをするために、正しい道を示されます。そして神の言葉に従って生きることが私たちに命をもたらすのです。ただ、それでも私たちは命をもたらす神のおきてに背きたくなります。それが人間の罪の本質です。主に従う生き方をもたらすのは、キリストの命なのです。