漏出による汚れに関わる規定が記されています。それは汚れを負った人を守ると共に、何らかの伝染病などから民を守る神の配慮だったと思います。そして同時に、神がイスラエルの民の中に住まわれているから、ということがありました。主はイスラエルの旅路において、彼らと共にいてくださるというだけでなく、イスラエルの中に住んでくださったのです。
後にパウロは、「あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿っておられる神殿」だと言いました(Ⅰコリント六19)。主が住んでくださるところを汚してはなりません。私たちの中に住まいをおいてくださる主に心から感謝すると共に、汚れから離れて、主の御前に清い歩みをするものでありたいと思います。体の漏出による汚れ以上に、私たちの心の中から漏れ出している汚れがあるとしたら、その方が深刻です。主がお住みいただくにふさわしいきよい心を与えていただきましょう。