規定の病になった人が治った時の、清めの儀式の手順が記されています。この病は、宗教的な汚れを意味していると理解されていましたので、この病が治ったときには、祭司による認定と、清めの儀式が必要でした。その儀式のためには動物がほふられ、その血が清められる人につけられました。そして所定のいけにえ、ささげものがささげられた後に、規定の病だった人は、清い者としてもう一度宿営の中に戻ることができたのです。
この清めの儀式もまた、主イエスの十字架の御業を指し示す予表であるとされます。私たちは、今日、清められるために動物を屠ることはしません。罪のない清い主イエスが十字架の上で流してくださった血によって、私たちは清められました。そして主イエスによって清い者と宣言していただくことができるのです。主イエスの十字架の血によって、もう動物の血をそれに加える必要はなくなりました。主イエスの御業を感謝と恐れをもって見上げたいと思います。