レビ記12章1~8節

もし貧しくて羊に手が届かなければ、山鳩二羽か若い家鳩二羽を取り、一羽は焼き尽くすいけにえに、もう一羽は清めのいけにえにしなさい。祭司が贖いをすると、彼女は清くなる。(8)

 女性は月経の間とか、産後しばらくの間は汚れた者とされました。それは、女性が必要な休みを取ることができるようにとの神のご配慮だったとされています。そして、男児でしたら四十日、女児でしたら八十日間の清めの期間が必要とされました。
 そして定められた期間が過ぎたときには、焼き尽くすいけにえと清めのいけにえをささげることになっていました。ここで求められた焼き尽くすいけにえは一歳の雄の小羊と清めのいけにえとしての若い家鳩か山鳩一羽でした。ただ貧しくて羊をささげることができない人は、山鳩二羽か若い家鳩二羽でもよいことになっていました。
 後に主イエスがお生まれになった時、律法の規定に従って八日目に割礼を受け、四十日目に神殿に上り、鳩をささげたことが記されています(ルカ二24)。主の主である方が貧しいみどり子になってこの世に来てくださったことに深い感謝を覚えます。