アロンとその子たちが任職を終え、さあこれから、与えられている働きについて行こうという大きな喜びととても厳粛な時を迎えているそのような中で、アロンの四人の息子たちの中の長男と次男、ナダブとアビフが主に打たれて死にます。彼らは規定外の火(「異火(ことび)」とも訳されています)をささげたのでした。これが具体的になにを指しているのかは分かりません。規定外の、ある意味異教的な香を不用意にたいてしまったのかもしれません。
8節には、「会見の幕屋に入るときには、ぶどう酒や麦の酒を飲んではならない。死なないためである」とあることからすると、彼らは酩酊状態になって、してはいけないことをしてしまったのかもしれません。
主に祭司として召されたアロンと残された子たちは、ナダブとアビフの死を悲しむことも赦されませんでした。主の御前に生きることの厳粛さを思います。