レビ記7章1~38節

何であれ汚れたものに触れた肉は食べてはならず、焼き払わなければならない。そうでない肉なら、清い者は誰でも食べることができる。(19)

 償いのいけにえ、清めのいけにえ、会食のいけにえ、誓願や自発のいけにえなど、血や脂肪は除いた上で祭司が、あるいは祭司やレビ人とその家族が、またささげものによっては、いけにえをささげる人が食べることができました。
 ただそこにはいくつか条件がありました。一つは、そのささげもの自体がきよいものであるということでした。何であれ汚れたものに触れた肉は食べてはなりませんでした。それはそもそも汚れたものを主へのささげものとして用いることはできないということでしたし、汚れたものに触れることもないようにという警告は、冷蔵庫もない、この時代のイスラエルの人々を守るために神が定められたことでもあったでしょう。
 もう一つは、それを食べることができるのは、清い者だけということでした。主にささげられた肉にあずかるということにある意味、身を正し、恐れをもって出ることが求められていたのです。