三章で取り上げられるのは、会食のいけにえです。これは酬恩祭とか、和解のいけにえとも訳されています。この会食のいけにえにおいても、ささげられるものは欠陥のないものでなければなりませんでした。主にささげものをする時に、欠陥品・二級品、いらないものをささげるということではいけません。主にささげる時にはいつでもよいもの、最善のものをささげることが大切です。
このささげものも、その血は祭壇のまわりに注ぎかけられ、脂肪は祭壇の上で焼かれました。しかし、その他の部分については共にそれを食べました。会食のいけにえは、まさにそれを神と共に食することであり、また家族や関係者たちと共に喜びと感謝をもっていただくということでした。
聖書の中には食事の場面が多く出てきます。食事は豊かな交わりをそこに生み出します。会食のいけにえというのは、まさに、そのような交わりを生み出すいけにえだったのです。