ベツァルエルは契約の箱を作ります。アカシヤ材で箱を作り、純金で外側と内側を覆い、四隅に金の輪を取り付け、そこにアカシヤ材で作り、金で覆った棒を通します。この棒は祭司たちがその契約の箱を担ぐときに用いるものです。契約の箱は必ず祭司たちが担いで運ばなければならなかったのです。
「贖いの座」とは、契約の箱のふたです。このふたは純金で作られていました。そして、また台(供えのパンを置くもの)、燭台、香をたく祭壇も作られました。
それに加えて、聖なる注ぎの油、純粋なかぐわしい香なども調合しました。これは神にささげたり、特別な用途のために用いられましたので、軽々しく同じ香油を作ってはいけないことになっていました。聖なる注ぎの油は、その油を注がれたものが、神にささげられ、神の特別なものになっていることを示していました。また純粋なかぐわしい香油はそれ自体が神の前にささげられるよい香りであり、聖書の中では私たちの祈りの象徴でもあります。