出エジプト記34章1~16節

私は契約を結ぼうとしている。私はあなたの民すべての前で驚くべき業を行う。・・・あなたと共にいる民は皆、主の業を見るであろう。私があなたと共にあって行うことは恐るべきものである。(10)

 神が最初に用意してくださった契約の板は、イスラエルの民が金の子牛を造って礼拝しているのをモーセが見た時、砕いてしまいました。しかし神は、もう一度、契約の板を書いてくださることになりました。モーセは2枚の石の板を切り出して、それを神のところに持っていきました。そして主は山の上でモーセと出会ってくださいました。「主、主、憐れみ深く、恵みに満ちた神、怒るに遅く、慈しみとまことに富み、幾千代にわたって慈しみを守り、過ちと背きと罪とを赦す方」・・・神はそのようにご自身をあらわされました。モーセに対してもイスラエルに対しても確かに神はそのようなお方でした。
 出エジプトの出来事自身が驚くべき不思議なことでしたが、主はこれからのイスラエルの歩みにおいても、さらに大きな不思議を行おうとしておられました。イスラエルを救い出し、また赦してくださった慈しみ深い主は、私たちの生涯にも驚くべきことをしてくださいます。