出エジプト記31章1~11節

見よ、私はユダの部族のフルの子ウリの子ベツァルエルを指名し、彼を神の霊で満たし、知恵と英知と知識とあらゆる巧みな技を授けた。(2~3)

 神はモーセに、神を礼拝するための幕屋、その礼拝を支える働きを担う祭司について教え、幕屋や祭司の装束の制作について事細かい指示を与えられました。ただ、このように作るようにと言われても、モーセがそのことをすることはできません。神は、その指示と共に、その働きを担うべき人をも備えてくださいました。ここにはウリの子ベツァルエル、アヒサマクの子オホリアブの名前が記されています。そして神は彼らにご自身の霊を満たして、知恵を授け、技に巧みな者としてくださったのです。モーセは彼らに自分が語られた言葉を伝え、その働きを託したのでした。私たちも、ひとりですべてのことをすることはできません。主が自分に与えてくださった働きは喜んで担っていきましょう。そして同時に、すべてのことを自分でしようとするのではなく、お互いに主が与えてくださっている賜物を認め合いつつ歩みたいと思います。