神が選ばれたアロンとその子たちは、特別な役割を神から与えられていました。それはイスラエルの民の礼拝を支えるという務めであり、また、神の言葉を民に語り、民のために神に近づいて祈りとりなすという務めでした。
ただアロンとその子たちが与えられた働きを担うためには、神が選び、立てられた職人たちによって作られた特別な装束を身につけなければなりませんでした。そして、それに加えて、彼らは与えられた職務に就くために任職の儀式を受けなければなりませんでした。この任職式には、ささげものを携えて神に近づくということがありました。具体的には、祭司たち自身のためにあがないがなされ、また、主との交わりをあらわす会食のいけにえを食べました。
祭司が祭司としてその働きを担う時に、民は主と出会い、主が彼らのうちに住んでくださっていることを経験することができたのです。