出エジプト記27章1~21節

あなたは、イスラエルの人々に命じて、オリーブの実を砕いて採った灯のための純粋な油を、あなたのところへ持って来させなさい。灯を絶えずともすためである。(20)

 主へのささげものをささげる祭壇が造られ、また幕屋を取り囲む、幕屋の庭を作るために掛け幕が作られました。そして、オリーブの実からとった純粋なオリーブ油を用いて明かりをともしました。これは至聖所を隔てる幕の手前で、夕方から明け方まで一晩中、ともし続けられました。それが幕屋で仕える祭司たちに与えられた働きの一つだったのです。
 いわば、その灯火は、そこに神の臨在をあらわす契約の箱があるのだということを思い起こさせるものであり、また、至聖所の側から民を照らす明かりでもありました。祭司たちは、神が光であって、その臨在をもって民を照らしてくださるお方であることを、ずっとその灯火をともし続けることによって証しし続けていたのです。
 新約において、主イエスはご自身のことを光とおっしゃいました。主イエスこそが私たちの闇を照らし、私たちを光に変えてくださるお方なのです。