創世記48章1~21節

あらゆる災いから私を贖われた御使いよ、この子どもたちを祝福してください。私の名と、父祖アブラハムとイサクの名が子どもたちによって呼び続けられますように。子どもたちがこの地上に増え広がりますように。」(16)

 ヤコブが病気で死ぬという時に、ヨセフは自分の二人の息子たち、長男マナセと次男エフライムを連れて父ヤコブのところに行きます。ヤコブはマナセとエフライムを自分の息子とします。そして、イスラエルの子孫の中でヨセフはマナセとエフライム、二つ分の嗣業を受け継ぐことになり、それぞれが他の兄弟たちと同じように、イスラエルの一部族を形成することになりました。
 そしてヤコブは自分の孫であり、自分の子どもとして加えたマナセとエフライムを祝福します。私たちにとって子や孫、また血がつながった実の子でなかったとしても、次の世代、また次の世代に祝福を受け継いで行く責任があるのです。
 ヤコブは右手を弟のエフライムの上に、左手を兄のマナセの上に置きます。ヨセフは父ヤコブが間違えたかと思いましたが、ヤコブは主の導きの中で意図的に弟エフライムを兄の先に立てたのです。そして後に、エフライム族はユダ族と共にイスラエルのリーダー的な役割を担うことになります。