ヨセフは両親に愛されて育ちました。そして父ヤコブは、ヨセフの母であったラケルが死んでしまってからはなおさらヨセフをいとおしんだはずです。そしてヨセフは自分が兄たちからそこまで嫌われていたとは夢にも思っていなかったことでしょう。ヨセフは突然、捕らえられ、今まで行ったことがない異国の地に連れて行かれます。そしてエジプトでファラオの親衛隊長ポティファルに買い取られ、ポティファルの家で仕えることになります。ヨセフはどの時点で気持ちの切り替えができたかは分かりません。ヨセフは誠実に一生懸命仕えたのでしょう。主人は、主がヨセフと共におられて、ヨセフを祝福しておられるのを見たのでした。主人は財産すべてをヨセフにまかせるようになりました。
私たちは様々な困難の中に置かれる時、神は自分を見捨てて、自分とは共におられないのではないかと思ってしまうことがあります。けれども、主はいつも私たちと共にいてくださるのです。