創世記36章1~43節

一緒に住むには彼らの財産があまりにも多く、彼らが身を寄せていた地は、その家畜のゆえに、自分たちの生活を支えることができなかったのである。(7)

 エサウとヤコブは一時期同じようなところに住んでいましたが、やがて一緒に暮らすのが難しくなります。それは、彼らの財産があまりにも多かったから、と聖書は言います。イサクの持ち物という意味では、その多くをエサウが受け継ぎ、管理していたことでしょう。そしてヤコブも伯父のところに逃げて行った時には何も持っていませんでしたが、帰って来た時には大きな財産を持つようになっていました。エサウはここで自分の方が身を引いてヤコブから離れていきます。
 ここにはエサウの系図が書かれています。母リベカが彼らを身ごもっていたとき、あなたの胎内には二つの民がある、と言われました。確かにアブラハムの祝福はヤコブが受け継ぎましたが、エサウも多くの祝福をいただき、また彼の子孫の中からも多くの首長たちが出、またやがて彼らはイスラエルに先立って、エドム王国を築き上げていきます。神の憐れみの大きさを思います。