主は追ってきたラバンからヤコブたちを守ってくださいました。しかし、ヤコブにはなお恐れがありました。それは自分の欺きによって怒らせてしまった兄エサウのことです。ヤコブはまず、使いの者をエサウのところに送り、自分の挨拶を伝え、帰還の連絡をします。するとエサウは自分に会うために四百人を引き連れてこちらに来るという知らせが届きました。ヤコブは震え上がりました。ヤコブは非常に恐れ、悩みます。そして、ヤコブは神に向かって祈ります。彼は「必ずあなたを幸せにする」と語られた神の約束にすがり祈ります。ヤコブは正直です。「私は兄が怖いのです。」そして祈ります。「私を救ってください。」
ヤコブは祈りながらも、様々な人間的な策を巡らして、どのようにしてエサウのご機嫌を取るか、どのように逃げるかを考えています。まだヤコブのうちには平安がなかったのです。しかし、神はすでにヤコブの祈りに答えようとしておられました。