創世記26章1~11節

その時、主がイサクに現れて言われた。「エジプトに下って行ってはならない。私があなたに示す地に住み、その地に滞在しなさい。私はあなたと共にいて、あなたを祝福する。・・・」(2~3)

 イサクたちを飢饉が襲いました。飢饉の時に、エジプトに下るのはとても自然なことだったでしょう。エジプトは近いですし、他の川が干上がってしまっても、ナイル川は最後まで水をたたえていたはずです。父アブラハムの時代、アブラハムは飢饉の中でエジプトに下ったことがありました。しかし、ここでは主はエジプトに下ることを止められます。そして、神はアブラハムにも語られていたように「私はあなたと共にいて、あなたを祝福する」とイサクにも約束されたのでした。
 そこでイサクはペリシテ人の地に身を寄せます。しかし、そこでイサクは自分の妻リベカを「私の妹です」と言いました。かつて父アブラハムもした同じ失敗を息子のイサクも繰り返すことになります。しかし、ここでも主はイサクとリベカを守られました。またペリシテの人々とアビメレク王を守られたということでもあったでしょう。神と人の前に真実な歩みをしたいと思います。