ヨハネ17章

永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。(3)

 この十七章は「大祭司の祈り」と呼ばれる主イエスの祈りです。この祈りは三つの部分に分けられています。最初の1~5節はご自身のための祈り、6~19節は弟子たちのための祈り、そして20節以降は弟子たちを通してこれから主イエスを信じることになる人々のための祈りです。
 主イエスは信じる者たちに永遠の命を得させるために、十字架に向かおうとしておられます。永遠の命とは単に、いつまでも死なない命、天国に生きる命というののではなく、父なる神、そして主なるキリストとの交わりに生きる命です。そこに主はご自身の命をかけて私たちを招いていてくださるのです。
 この祈りの中で主イエスが繰り返し祈られていることの一つは「一つになるように」ということです。弟子たちが、また主を信じる者たちが一つになるように・・・言い換えるとそれは決して当たり前のことではなく、祈りの必要なことなのです。