ヨハネ11章

イエスは言われた。「私は復活であり、命である。私を信じる者は、死んでも生きる。生きていて私を信じる者は誰も、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」(25~26)

 エルサレムの東にベタニアという町がありました。エルサレムからほど近く、主イエス一行がエルサレムに行くときにはベタニアに泊まることもあったのでしょう。ベタニアには主イエスがとても愛しておられた姉弟がいました。マルタ、マリア、ラザロという三人です。しかし、その弟ラザロが病気で死んでしまったのでした。主イエスがベタニアに着かれた時には、ラザロはもう墓に葬られて四日にもなっていました。
 主はマルタに「私は復活であり、命である」とおっしゃり、信仰を求められました。
 主イエスはラザロの墓に立ち、「ラザロ、出てきなさい」とおっしゃいました。死んでいたラザロが復活して、布をまかれたまま出てきたのでした。
 私たちの地上の生涯は肉体の死をもって終わります。しかし、ラザロを死のうちから呼び出してくださった主は私たちの生涯も肉体の死で終わらないようにしてくださるのです。