ヨハネ2章

「誰でも初めに良いぶどう酒を出し、酔いが回った頃に劣ったものを出すものですが、あなたは良いぶどう酒を今まで取っておかれました。」(10)

 主イエスは弟子たちと共にガリラヤのカナでもたれた婚宴に招かれました。この婚宴においては主イエスの母マリアが裏方として奉仕していたようです。この時代のイスラエルでは婚宴は一週間ほど続き、多くの客人たちによって若い二人の門出が祝われたのでした。ところがその婚宴の途中でぶどう酒がなくなってしまいました。母マリアはそのことを主イエスに伝えます。そして裏方を担うしもべたちに、イエスさまの言うことを何でもその通りにするようにと語ったのでした。
 主イエスは裏にあった大きな六つの水がめに水を満たさせ、それがすむと、今入れた水を汲んで、宴会の世話役のところにもっていくようにと告げられたのでした。そして世話役がその水を飲んでみると、上質のぶどう酒になっていたのでした。主イエスは良いぶどう酒をふるまってくださいました。主イエスの恵みは後になればなるほど豊かです。