ルカ13章

神の国は何に似ているか。何にたとえようか。それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。(18~19)

 神の国とは何でしょうか。主イエスの弟子たちはそれをダビデが王であった時代のようなイスラエル王国の復興と理解し、期待していました。しかし主イエスは、それはイエスさまが支配する、イエスさまの国なのですが、それはこの世のものではないと明言されました。
 やがて、神の国は、主イエスの再臨によって完全な形で成就します。しかし、それはただ将来に実現する希望というだけではなく、主イエスによってすでにもたらされた神の支配のことを指し示しています。
 私たちが悔い改めて、神を王として受け入れ、このお方に従って行くときに私たちはすでに神の国に入れられています。神の国に生きています。神の国は最初は小さいかもしれません。しかし、そこには命があるので、必ず実を結び、また大きく成長していきます。主イエスの弟子たちからスタートした小さな群としての教会も今や世界中に広がり、私たちのところにもその神の支配は広がっているのです。