マルコ1章

イエスは、「私に付いて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。(17~18)

 四つの福音書の二つ目はマルコによる福音書です。マルコによる福音書は四つの福音書の中では一番短く、最初に書かれたのではないかと言われています。マルコはエルサレムに実家があり、その2階が最後の晩餐や主イエスの昇天後、みんなで集まって祈っていた場所ではないかと言われています。バルナバとは従兄弟で、パウロやペトロからも多くのことを学びました。このマルコによる福音書はマルコがペトロから聞いたことをまとめたとされています。マルコは、この福音書をイエスさまの公生涯から書き始めます。
 神の子イエス・キリストの福音のはじめ」。まさにマルコは主イエスによってもたらされたちょい知らせを書いています。
 主イエスのガリラヤ宣教の始まりに、イエスさまは四人の漁師たちに声をかけ、弟子となさいました。「私に付いて来なさい」。そしてすぐについていった彼らは、イエスさまによって人間をとる漁師にされたのです。