ゼカリヤ12章

その日、主はエルサレムの住民を守られる。その日、彼らの中の弱い者もダビデのようになる。そしてダビデの家は、彼らの前で神のように、主の使いのようになる。(8)

 主に背き、羊飼いである主を捨てたイスラエルには滅びが臨みます。しかし、主はそのようなイスラエルをももう一度贖い、救いと回復を与えてくださるのです。主はエルサレムを救い、その町に住む者を守られます。ゼカリヤが預言している時代には、まだエルサレムの城壁は崩されたままです。しかし、主はその町を守り、その町に住む者たちを守られるのです。主がとりでとなって敵を打ち破ってくださるということと共に、主はその町に住む者を強くしてくださいます。「弱い者もダビデのようになる」。ダビデはイスラエルで最も愛された王であり、勇士でした。少年時代に、ペリシテの巨人のゴリアテを倒したことでも有名です。そして主を愛し、恐れたダビデはイスラエルの先頭に立って戦い、国を治めました。エルサレムに住む人、ダビデの子孫たちが力を与えられ、国を導いていく様子が描かれています。主は私たちにもそのような力を与えてくださいます。