ハバクク3章

それでも、私は主にあって喜び、わが救いの神に喜び躍る。神である主はわが力
私の足を雌鹿のようにし、
高き所を歩ませてくださる。(18~19)

 ハバククは自分の訴えを聞き、そしてその祈りに答えてくださった主に信頼の祈りをささげます。ハバククがどこまで主の言葉を理解できたかは分かりません。しかし、ハバククはそのことを語られた主に信頼したのです。主は必ず正義を行ってくださる。バビロンにも主は正しい裁きを行ってくださる。
 それだけではありません。ハバククは、主がご自分の民を救うためにメシアを送ってくださる、主の救いの時がイスラエルにもたらされるということを知って主をあがめるのです。
 今はまだ非常に厳しい時が続いているかもしれません。人々の心は主から離れ、悪がはびこっているように見えるかもしれません。裁きが臨もうとしています。しかし、ハバククは主を「救いの神」と呼び、喜び踊りながら主をあがめます。主はイスラエルを救ってくださるし、またハバククに信仰の歩みをさせてくださるからです。