ミカ1章

もろもろの民よ、こぞって聞け。
地とそこに満ちるものよ、心して聞け。
主なる神はあなたがたの証人となり
主はその聖なる神殿から来られる。(2)

 ミカはヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代に活躍しました。同時代の預言者としては、ホセア、アモス、イザヤらがいます。ミカはモレシェト人とされています。モレシェトとは、もともと南王国の町だったようですが、アッシリアの支配下に置かれたり、ペリシテ人の支配に委ねられた歴史もあったようです。ミカは南王国、北王国両方に対して主の言葉を語ります。
 ミカは主の裁きの時が来ようとしていることを語り、民に対して警告します。主はすべてのことをご存じです。そのお方が聖なる神殿から来られるのです。私たちはそのような主の御前に出なければならないことを覚えて、主を恐れ、また身を正したいと思います。
 彼らは国中に高き所を築いて、偶像の神々を拝みました。遊女たちは姦淫を行い、国の中は不道徳で満ちていました。災いがエルサレムの南側にある町々から迫り来ようとしていました。