ダニエル10章

彼は言った。「恐れるな、愛される者よ。あなたは安らいで、強くあれ。強くあれ。」彼に語りかけられ、私は力を取り戻して、言った。「主よ、お話しください。あなたは私を力づけてくださいました。」(19)

 さらに時間がたって、ペルシアの王キュロスの第三年にダニエルは幻を見ます。キュロスの第一年にユダヤ人たちに帰還を許す王の文書がすでに出され、すでにエルサレムに戻った一群もいたのですが、年老いたダニエルは捕囚の地に残っていました。ダニエルはその地で、主の言葉を聞き、断食をして祈っていました。そのような中で、ダビエルは、再び幻を見せられます。ダニエルは気を失い、倒れてしいます。
 けれども、そこで手がダニエルに触れて揺すぶられ、彼は「愛される者ダニエルよ」と呼びかける声を聞いたのでした。ダニエルが主の言葉を聞き、神の前にへりくだって、主の言葉を悟ろうとした最初の日に、すでにダニエルの祈りは聞かれていました。しかし、妨げるものがあって、ダニエルのところに来るのに時間がかかったのです。天においても戦いが戦われています。しかし、主は常に勝利し、私たちを支えてくださいます。