エゼキエル12章

人の子よ、あなたは反逆の家のただ中に住んでいる。彼らは見る目があっても見ず、聞く耳があっても聞かない。反逆の家だからである。(1)

エゼキエルは主の言葉を語っています。しかし人々は神の言葉をまともに聞こうとしません。彼らは反逆の家でした。目があっても見ず、耳があっても聞こうとはしませんでした。自分が見たいものしか見ず、聞きたいことしか聞こうとしません。捕囚の地に住む人々も、エルサレムが滅びることはない、自分たちはすぐにエルサレムに帰ることができると信じ込んでいました。または、もし本当にエゼキエルの語るように裁きの時が来るとしても、それはずっと先の話だと思っていました。そのようにして彼らは裁きの言葉に耳をふさぎ、悔い改めることを拒んだのです。
 エゼキエルは捕囚の荷物を持ち出すようなパフォーマンスをして、エルサレムに残っている民に対する裁きが臨もうとしていること、彼らが捕囚の民とされることを語ります。そして主の言葉は引き延ばされることはなく、すみやかに行われようとしていました。