エゼキエル11章

私は彼らに一つの心を与え、彼らの内に新しい霊を授ける。彼らの肉体から石の心を取り除き、肉の心を与える。(19)

 神殿の東側の門は聖所の正面に通じる門であり、王が神殿に入るときには東側の門を用いました。そこに、十五人ばかりの男たちが集まって話をしています。その中には民のリーダーであったアズルの子ヤアザンヤやベナヤの子ペラトヤもいました。エゼキエルも知っていた人々です。彼らは、神に逆らって様々な人間的な策略をめぐらしていました。そして、この町は鍋のように、肉を炎から守る、裁きは臨まないと語っていました。しかし、裁きは迫っていました。そしてベラトヤは打たれて死にます。
 しかし、同時に主は回復の預言をも与えられます。主は石のように固く冷たい心を取り除き、柔らかい心、新しい霊を授けようとしておられました。
 主の栄光はついに町から出て、町の東側の山にとどまります。エゼキエルは、自分が見せられた幻を捕囚の地において語ったのでした。