エゼキエル2章

彼らが聞こうと、反逆の家ゆえに拒もうと、
私の言葉を語らなければならない。(7)

 ケバル川のほとりで、幻を見たエゼキエルに、主ご自身が語りかけられます。神の霊が彼のうちに入り、彼は主の御声を聞き、また神から託されたメッセージを伝える働きに向かうことになります。
 主はエゼキエルを召して、「主なる神はこう言われる」とメッセージを語るようにと期待されていました。しかし、彼がこれから御言葉を語ろうとしていた相手は、主に逆らう反逆の子ら、強情な民でした。そして、エゼキエルが神からのメッセージを届けても、彼らがそれを拒むであろうことを主も知っておられました。しかし、彼らが聞いても聞かなくても、エゼキエルは恐れることなく、主の言葉を告げなければなりませんでした。神がエゼキエルに託されたのは、悲しみとうめきと嘆きの言葉でした。
 主は、拒まれても拒まれても、ご自身の思いを伝えたいと願っておられました。イスラエルの民を神はどこまでも愛しておられたからです。