エレミヤ11章

正しく裁き、思いと心とを試される万軍の主よ
私に見せてください。あなたが彼らに復讐されるのを。
私はあなたに向かって、
私の訴えを打ち明けたのですから。(20)

 モー-セの時代からずっと神は、「この契約の言葉に聞き従え」と語り続けてこられました。「聞き従え」というのはイスラエルの歴史の中で何度も確認されてきた主の御旨です。しかし、「彼らは聞かず、耳を傾けず、おのおのかたくなで悪い心のまま歩んだ」のでした。主の裁きと災いが臨もうとしていました。
 さて、そのように主の言葉をまっすぐに語っていたエレミヤでしたが、彼の命をねらう人々が起こってきました。それは悲しいことにエレミヤの故郷のアナトトの人々でした。エレミヤを殺害しようとする人々がいました。彼らはエレミヤに対して命が惜しかったら、主の名によって預言するなと語るのでした。エレミヤは命がけで主に従う人生を歩んでいます。そして、エレミヤは自分の訴えを主にゆだね、主の正しい裁きを求めたのでした。そして、主はアナトトの人々の恐ろしい企てから、エレミヤを守ってくださったのです。