雅歌8章

大水も愛を消し去ることはできません。
洪水もそれを押し流すことはありません。(7)

 愛が燃えるという言い方があります。私たちの愛も燃え上がることがあるのですが、私たちの愛は案外、消えたり、冷めたりしやすいのかもしれません。私たちは愛する中で、愛することを学んでいきますし、また、いろいろな薪を加えながら愛を燃え続けさせる営みを続けていく努力がいるのだとも思います。
 しかし、本来、愛は絶えることがないものです。絶えてしまってはいけないのです。もちろん、私たちの歩みの中には雨が降るようなことがあり、また洪水が押し寄せるようなことがあるかもしれません。また凍えるような夜を過ごさなければならないこともあるのです。しかし、愛の炎は消えてはいけない。
 私たちはそれでも、自分の愛が燃え上がったり、消えそうになってくすぶっていたり、ということがあることも知っています。だからこそ、決して消えることない、誰も消すことのできない愛をもって私たちを愛してくださっている主の愛の中に歩んでいきたいと思います。