箴言24章

正しき者は七度倒れても起き上がる。
悪しき者は災いに遭ってよろめく。(16)

 まさに「七転び八起き」です。私たちは正しい者でも、悪い者でも倒れることがあります。いろいろな困難や苦難の中で苦しみ、疲れ果ててしまうのです。しかし、正しい者は、倒れたところで終わりません。何度倒されても、また立ち上がっていくのです。ところが悪しき者は、災いの中でよろめきます。そして、倒れた時に立ち上がることができないのです。
 大切なことは、試練や困難や苦しみに遭わないようにするということではありません。また、そのような厳しい状況の中で倒れないようにするということでもありません。私たちがどんなに正しく、主に信頼していても、何の問題にもあわないということはないでしょう。また様々な問題の中で倒れてはならない、倒れるのは罪だというのでもありません。大切なことは、起き上がるということです。そして私たちは自分の力や根性・精神力で起き上がるというよりも、起き上がらせてくださる主に信頼する時に、倒れることがあってもそこでつぶれてしまうことはないのです。