箴言9章

主を畏れることは知恵の初め
聖なる方を知ることが分別。(10)

 知恵は人々に呼びかけます。「知恵なき者は誰でもこちらに来なさい」。私たちは知恵の源である神のもとに行って、知恵をいただきたいと思います。主は喜んで私たちに上からの知恵を与えてくださいます。愚かな生き方、自分の欲望のままに歩む生き方は、どんなに一時的に満足を与えてくれたとしても、死と滅びにつながっています。私たちは主から知恵を与えられて、命に生きたいと思います。
 箴言で語る知恵は、決してIQ(知能指数)の高さのようなものではありません。どんなにIQが高くても、愚かな決断をしたり、その優秀な頭脳によって悪を行う人たちはいくらでもいます。ここで言う知恵は、命をもたらす知恵であり、主によって造られた人間に主が与えようと願っておられる祝福に生きる知恵です。
 そしてこの知恵の第一歩は主を畏れることです。聖なるお方を、聖なるお方として知り、受け入れることです。そこから命につながる清い知恵は生まれてくるのです。