箴言3章

心を尽くして主に信頼し
自分の分別には頼るな。
どのような道を歩むときにも主を知れ。
主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。(5~6)

 年齢を重ね、いろいろな経験を積んでいくと、様々なことをまかされるようになりますし、また他者からアドバイスを求められることも多くなると思います。自分に備わっている知恵を生かしてリーダーシップをとったり、また人を教えるのはとても大切なことです。
 しかし同時に、周りの人から頼られるようになると、いつの間にか、自分を誇るようになったり、人の話を聞くことができなくなって、頑固に自分の考えを押し通したり、押しつけたりということも、よく起こることだと思います。
 箴言の作者は、「自分の分別には頼るな」と言います。分別がないのも困りますが、同時に、自分の分別だけで行動するのも危険です。だから「心を尽くして主に信頼する」ことが大切です。謙虚になって、いつでも主を見上げ、主に導きを求めていくのです。主はいつも、私たちの足を守り、命の道に導いてくださいます。