詩編150編

ハレルヤ。主の聖所で神を賛美せよ。
主の力の溢れる大空で神を賛美せよ。
力強い御業のゆえに神を賛美せよ。
そのすぐれた偉大さにふさわしく神を賛美せよ。(1~2)

 詩編の中には、いわゆる讃えの歌ばかりではなく、嘆きの歌も多く含まれています。そして詩編の中には嘆きで始まって讃えで終わるような詩編も数多く含まれています。しかし同時に、嘆きで始まり、嘆きで終わってしまうような詩編もあることもまた事実です。そしてそれは、私たちキリスト者の現実でもあるでしょう。しかし詩編は「神を賛美せよ」という言葉を繰り返し、ハレルヤで締めくくられます。人間的にどのようなところを通っていたとしても、私たちは主をあがめ、主を賛美しながら歩んでいくのです。
 私たちは主の聖所で神を賛美します。大空を見上げて、主を賛美します。それはそこで主のあふれるほどの大きな力を見るからです。私たちはいくら賛美しても足りないほどです。
 そして、私たちは、角笛、竪琴、タンバリン、弦楽器、笛、シンバル、いろいろな楽器を持ちだして、生きる限り、主を賛美するのです。