詩編133編

兄弟が共に住むことは
何という幸せ、何という麗しさ。(1)

 「兄弟」が仲がよいということは決して当たり前のことではありません。兄弟が争ったり、または妬み合ったりというようなことは、私たちの世界ではよくあることですし、また聖書の中にもいくつも実例を見ることができます。ですから、兄弟が和合して共に住むということは本当に幸せなことであり、また祝福なのだと思います。
 ただ同時に、この詩編が、「都に上る歌」の中に入っているということは、兄弟が一緒に都に上って行く、または、兄弟のことを思いながら、兄弟の分まで礼拝を献げてくるということがあったと思います。また仲の良い兄弟に注がれる主の祝福がエルサレムとのつながりの中で語られているということは、血縁関係にある兄弟だけではなく、共に主を礼拝する仲間ということも念頭に置かれていたことでしょう。同じ主を礼拝する者たちであっても、時に、心を一つにすることは難しいのです。ですから、なおさら、一つになって共に歩むということの祝福を語るのです。