詩編115編

主を賛美するのは死者ではなく
沈黙の国に下った人々でもない。
私たちこそ、主をたたえよう
今より、とこしえに。ハレルヤ。(17~18)

 私たちは何かがうまくいくと、すぐに得意になったり、自慢したりしたくなります。そして人々が自分のことを称賛してくれるのを喜ぶのです。けれども、本当は私たちに何かができたとしても、ほめられるべきなのは私たちではなく、私たちを支え、導き、すべてのことをしてくださる主です。ですから私たちは、自分が得意になって、人々の賞賛を独り占めするのはなく、すべての栄光を主にお返しし、主を共にあがめるべきなのです。
 木や石で造った偶像は、偽物ですから全くあてになりません。何もできないのです。けれども主は、信頼する者たちを確かに救ってくださるお方です。
 私たちは、この地上を歩む間、いつも主をほめたたえたいと思います。天の御国に移されて、それから主を賛美するというのではありません。まず、私たちが生かされている日々、心を合わせて共に主を賛美したいと思います。