詩編105編

主は心に留められる。
主の契約をとこしえに、命じた言葉を幾千代に。
アブラハムと結んだ契約を
イサクに対する誓いを。(8~9)

 この詩編の記者は心から主をあがめています。特にこの詩編においては歴史の中で表された主の御業を出エジプトの出来事を中心に思い返し、主を賛美するのです。
 イスラエルの民になされた主の御業の始まりは、主がアブラハムに目をとめて、彼と契約を結ばれたというところから始まっています。主はアブラハムに約束し、またイサクに誓われた誓いを守ってくださいました。一族長であったアブラハムに主は声をかけて、彼を導き、カナンの地を与えると約束されました。主はヨセフの時代に一族をエジプトに移住させられましたが、エジプトで増え広がったその民をモーセを遣わして、そこから救い出されたのでした。主は彼らの荒野の歩みにおいても彼らを守られました。イスラエルの歩みにおいていつもそこにあったのは主のご真実でした。主はアブラハムと結ばれた契約を決して忘れられることなく、そのお言葉の通りにしてくださったのです。