詩編102編

天地は滅びるが、あなたは立っておられます。(27)

 この詩編の記者は深い嘆きの中で主に叫んでいます。どんなに祈っても祈りが届かないように感じ、主がその御顔を隠しておられるように感じています。
 この作者は痩せ衰え、眠ることもできません。敵やこの作者を辱める人々がいます。彼は道半ばで倒され、死んで行かなければらないように感じています。
 しかし、そのような中でもこの作者は、主に叫び、主に祈ります。主がシオン(エルサレム)をあわれみ、回復してくださることによって、そこに主を喜び、主を礼拝する人々が戻ってくることを待ち望んでいます。主がたたえられ、人々が再び主に仕えるようになるのです。
 この詩編の記者は苦難の中にあって、どうしてなおも主に祈り、主に対してそのような希望を抱くことができたのでしょうか。それはたとい、何が変わってしまったとしても、主はとこしえに立っておられるからです。ですからこの詩編の記者は「あなたは変わることなく、あなたの歳月は終わることはありません」と告白します。そしてこの変わることのない主を仰ぐのです。