詩編96編

御名の栄光を主に帰せよ。
供え物を携えて主の庭に入り
聖なる輝きに満ちる主にひれ伏せ。
全地よ、御前におののけ。(8~9)

 私たちは先人たちから受け継いできた多くのすばらしい賛美を持っています。歴史を経て歌い継がれてきた賛美はやはり大きな魅力に満ちています。しかし同時に、詩編の記者は「新しい歌を主に歌え」と呼びかけます。それは決して単純に、新しいものがいい、と言っているのではないでしょう。しかし同時に、主をたたえる歌は尽きることがなく、時代を越えて歌い込まれてきた古い賛美と共に、新しい賛美がわき上がり続けていくのです。自分が若い頃から歌ってきた賛美と共に、いつでも新しい賛美にも挑戦していきましょう。私たちは、天の御国でも新しい賛美を歌うのですから。
 私たちは主を賛美し、その御前にひれ伏し、栄光を主にお返しします。私たちは自分自身のうちに何も誇るべきものを持っていません。ただただ主の御前にへりくだって、このお方の前に身を低くし、このお方を拝む・・・まさにそれが礼拝なのです。