詩編8編

あなたの指の業である天を
あなたが据えた月と星を仰ぎ見て、思う。
人とは何者なのか、あなたが心に留めるとは。
人の子とは何者なのか、あなたが顧みるとは。(4~5)

 神は天地万物を創造されました。山も海も空も星も主が造られました。この詩編の記者は人間にとって壮大な自然界もまた神にとっては指の業だと言います。主によってはどんな広く大きく高い世界も、あまりにも小さいものです。私たちも時々、主が造られた世界に目を向けるとよいのだと思います。神の造られた世界はあまりも大きいのです。
 そして神が創造された大きな世界を見るときに、私たちは自分の小ささ・弱さをも思います。ところがこの大きな神は、こんな小さな私たちにも目を向け、心に留めていてくださいます。私たちもまた、神に造られたものなのです。
 そして、神はこんな小さな者たちにとても大きな役割を与えてくださいました。ご自身が造られた大きな世界を正しく治めるということです。私たちは、畏れと喜びをもって、この主に仕えていきたいと思います。