詩編7編

神はわが盾。心のまっすぐな人を救う方。
神こそ正しく裁く方 (11~12)

 この詩編の記者はとても大きな危機の中にあります。彼に迫り来る多くの人たちが彼を飲み込み、滅ぼし尽くそうとしています。そのような中でこの記者は、主のもとに逃れます。もし自分が罪を犯し、その報い・罰を受けるようにと定められているのなら、正しく義なる主の御許に近づくということは逆にとても恐ろしいことだったでしょう。しかし、この記者は何も自分の身に悪事や不正を行ってはいません。彼は主の御前に正しく生きているのに、敵が自分を取り囲もうとしているのです。
 この詩編の記者は、主が立ち上がり、自分に敵する者たちに対して、その燃え上がる怒りを向けて、正しい裁きを行ってくださることを求めています。そうです。主は正しいお方、その裁きもいつも公正です。主の裁きには何の歪みも曲がったところもありません。人間の世界においては必ずしもいつも正しい裁きが行われるとは限りません。人間が裁くというときには時に不純なものが紛れ込んでしまいかねません。また、人間は間違うこともあります。しかし、私たちはすべてのことをご存じで、いつも正しく公正で、正しい裁きを行ってくださるお方に頼るのです。