詩編4章

平安のうちに、私は身を横たえ、眠ります。
主よ、あなただけが、私を
安らかに住まわせてくださいます。(9)

 私たちの歩みの中にはいろいろな困難があるかもしれません。しかし、主は私たちを支え、大きな喜びを与えてくださいます。それは豊かな実りを喜ぶ時にまさる大きな喜びです。
 困難がないわけではありません。しかし、この詩編の作者は、平安を与えられて一日の最後に身を横たえて眠ります。眠るということは実は大きなことです。眠るときには、私たちは意識を失っています。緊張しながら眠らなければならないとしたら、本当の意味で疲れが癒されることはないでしょう。
 眠ることができるということは決して当たり前のことではありません。寝ている時、私たちは無防備です。ですから信頼できる人に守られている、安心できる環境があることはとても大切になります。この記者は「自分を安らかに住まわせてくださるお方は、主よ、あなたです」と告白するのです。