詩編2章

畏れつつ、主に仕えよ。
震えつつ、喜び躍れ。(11) 

 王なるメシアを喜びをもって迎える詩編です。油注がれた方とは、主が送ってくださる救い主を指す言葉でもありました。そしてこの7節の御言葉は、主イエスが洗礼を受けられた時、また主イエスの公生涯の後半に高い山の上で、主イエスのお姿が光り輝いた時に、天から聞こえた言葉でもありました。主なる神はその御子を、救い主としてこの世に送ってくださったのです。
 世界の多くの国々の王たちは、この王なるメシアに逆らうかもしれません。この救い主に対抗して、このメシアを倒そうとするかもしれません。しかし、それはとても愚かなことです。
 私たちに求められているのは、このメシアを立てられた主を畏れ、このお方に仕えることです。主への畏れを覚えながら、喜び踊るようにしてこのお方の御前に生きることです。主に仕えることは、畏れを伴うことであると共に、大きな喜びだからです。そしてこの主のもとに逃れ、主にすがって生きる人こそが、幸いな者なのです。